福田入境口開通最新レポート
投稿者: Webmaster 掲載日: 2007-8-16 (2368 回閲覧)
深セン市福田区と香港を結ぶ新しいチェックポイントが昨日午後四時に開通しました。
許宗衡(Xu Zongheng)深セン市長は、「新しいチェックポイントの開通は深香国際都市を築くための重要な出来事である。」と式典で昨日述べた他、今回の式典には香港行政長官の唐英年氏、深セン市委書記の李鴻忠氏、そして広東省常務副省長である湯炳權氏などそうそうたるトップリーダー達が出席しました。
こうしたことから、福田入境口の開通が深セン市と香港にどれほど重要なものであるかが伺えます。
この入境口は1日あたり25万人の旅行者が行き来できるほどの処理能力があり、香港側には九龍東鉄道線の駅が、そして深セン側の福田入境口ビル地下には地鉄4号線の皇崗駅があるため、旅行者にとって非常に便利な環境が提供されることになります。
またこの入境口が開通したことから、今後は香港からの買物客が福田区南部に頻繁に訪れることが考えられ、この地域においての商業が盛んになると予想されています。このため、福田区政府は皇崗入境口と福田入境口付近における商業エリアを確立する計画が最近になって発表されたばかりです。
唐英年香港行政長官は、「福田入境口は2ヶ月未満で第二の深セン⇔香港入境口として開通にまで漕ぎ着けた入境口となり、今年は入境口施設建設計画が大いに実った年であった。」と式典で述べ、深センと香港の協力体制の象徴として祝いの意を表明しました。
また、九龍東鉄道線主席の田北辰氏(Michael Tien)は開通後、福田入境口と深セン地鉄を視察し、新入境口はとても広々としていてとても便利性が高いと評価しました。
さて、実際に福田入境口を利用した人達の感想がどんなものだったのかが気になるところです。開通時間は午後4時となっていましたが、中には午前10時から開通を待ち続けた人もいて、一般市民の間でも大変な話題となっていたようです。
皇崗付近に住んでいる香港人のZeng Lingさんはこの日、午前10時から入境口で開通を待ち続けた一人です。Zengさんによれば、今まで深センのアパートと香港の自宅を行き来するにはおよそ1時間かけていたそうですが、新たな入境口が開通したことで移動時間が半分に短縮できると話していました。
また、福田入境口を利用して深センから香港へ移動した最初の旅行者となった香港在住のSheck Ho-shingさん(52)は、「福田入境口は羅湖入境口よりも規模が大きく、全てが新しいのでとても素晴らしいです。」と感想を述べています。
Sheckさんは昨日午後4時に入境口が開通する前から3階にある出口ホールに続くエスカレーター前で辛抱強く待ち続け、香港の身分証明証で深センから香港へ移動した最初の旅行者となりました。
Sheckさんは香港経済タイムズ紙の印刷部に勤務していますが、この日の朝はたまたま深センまで遊びに来ていて、同じ日の夜には印刷所での夜勤の仕事があるため日帰りしなければならなかったところ、たまたま福田入境口が正式に開通することを知りこの新しいルートを体験してみようと思ったと語ってくれました。
Sheckさんは深センにだいたい月に2,3度訪れ、食事や買い物をしたりして楽しんでいますが、今回福田入境口を体験してみて非常に便利だったことを是非とも深セン市民にアピールしたいと話しています。
一方、香港在住のWong Wing-sze(41)さんは福田入境区を利用して香港から深センに入境した最初の旅行者の1人となりました。
Wongさんは三年前に福田入境口付近でアパートを購入したそうで、今後香港から深センへの移動がこれまで以上に便利になったをとても嬉しく思うと語りました。
またアメリカのコロラド州出身のSamatha Indianaさん(29)も香港から深セン入りした初めての旅行者の1人となりました。
仕事で深センを訪れたIndianaさんは深センに2日間滞在する予定だと話し、新しく開通した入境口がとてもスムーズで対応も速かったことのでとても驚いたと話しています。
また、福田入境口を利用したきっかけは、香港の知り合いがこの日新しい入境口が開通することを知らせてくれたと話し、たまたま自分が行く場所が入境口から近かったことから利用してみようと思ったそうです。
このように体験者達の意見に耳を傾けてみるととても便利になった印象がありますが、まだまだ解決しなければならない課題も残っているようです。
その一つとして挙げられているのは、福田入境口へいくまでの付近の交通緩和をいかに実現するかなどの問題が問われています。
深セン市当局は福田入境口までの交通ルートの円滑化を図るために新たな規制を施行し、利用者に対して地下鉄またはバスを利用するよう奨励しています。
この規制によれば、個人の車または公共タクシーは入境口の西広場へ進入することが禁止され、港域在住者に限り許可書を提示すれば領域内に入ることができることになっています。また、入越口前の裕亭路に車を駐車することも禁止されます。

西広場に進入するバスは国華路の通行が認められていますが、トラックは裕亭路の通行が禁止されています。またタクシーは午前6時半から午後10時半までの進入が認められておりません。いずれも路上に監視カメラが置かれるなど、監視体制はかなり厳しいようです。
福田入境口は多くの商業ビルや住宅ビルが立ち並んでいる漁農村コミュニティーに建設されたことから、周辺の交通状態はあまり良好とは言えず、また路の幅も狭く、駐車スペースも限られています。
深センバス集団は新入境口の開通に先駆けて、福田入境口と繁華街を結ぶ新たなバスルートの運行を既に3本開始させており、また深セン地鉄も運行の間隔をこれまでの8分から7分に短縮し、1日あたり4万人から5万人増の乗客を運ぶ体制を整えています。
6月20日に営業を開始し新入境口ビルへ繋がっている皇崗駅では既に176,000人が利用していますが、福田入境口が午前6時半から午後10時半までであることから、地鉄4号線の運行スケジュールはそれに合わせた形で変更されており、例えば地鉄4号線の午後11時の最終電車に乗り込んだ場合、11時15分前までに会展中心駅までたどり着ければ1号線に乗り換えることも可能としています。
このように新たな交通規制の施行や、福田入境口との連携で新たに浮上する問題などで、増加するバス会社と深セン地鉄の対応は今後も続くと見られます。
いずれにせよせっかく完成した施設なのですから、皆が快適に、そして便利性のあるものとして機能するよう各関連機関および企業に是非とも頑張ってもらいたいと願うばかりです。
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許宗衡(Xu Zongheng)深セン市長は、「新しいチェックポイントの開通は深香国際都市を築くための重要な出来事である。」と式典で昨日述べた他、今回の式典には香港行政長官の唐英年氏、深セン市委書記の李鴻忠氏、そして広東省常務副省長である湯炳權氏などそうそうたるトップリーダー達が出席しました。
こうしたことから、福田入境口の開通が深セン市と香港にどれほど重要なものであるかが伺えます。
この入境口は1日あたり25万人の旅行者が行き来できるほどの処理能力があり、香港側には九龍東鉄道線の駅が、そして深セン側の福田入境口ビル地下には地鉄4号線の皇崗駅があるため、旅行者にとって非常に便利な環境が提供されることになります。
またこの入境口が開通したことから、今後は香港からの買物客が福田区南部に頻繁に訪れることが考えられ、この地域においての商業が盛んになると予想されています。このため、福田区政府は皇崗入境口と福田入境口付近における商業エリアを確立する計画が最近になって発表されたばかりです。
唐英年香港行政長官は、「福田入境口は2ヶ月未満で第二の深セン⇔香港入境口として開通にまで漕ぎ着けた入境口となり、今年は入境口施設建設計画が大いに実った年であった。」と式典で述べ、深センと香港の協力体制の象徴として祝いの意を表明しました。
また、九龍東鉄道線主席の田北辰氏(Michael Tien)は開通後、福田入境口と深セン地鉄を視察し、新入境口はとても広々としていてとても便利性が高いと評価しました。
さて、実際に福田入境口を利用した人達の感想がどんなものだったのかが気になるところです。開通時間は午後4時となっていましたが、中には午前10時から開通を待ち続けた人もいて、一般市民の間でも大変な話題となっていたようです。
皇崗付近に住んでいる香港人のZeng Lingさんはこの日、午前10時から入境口で開通を待ち続けた一人です。Zengさんによれば、今まで深センのアパートと香港の自宅を行き来するにはおよそ1時間かけていたそうですが、新たな入境口が開通したことで移動時間が半分に短縮できると話していました。
また、福田入境口を利用して深センから香港へ移動した最初の旅行者となった香港在住のSheck Ho-shingさん(52)は、「福田入境口は羅湖入境口よりも規模が大きく、全てが新しいのでとても素晴らしいです。」と感想を述べています。
Sheckさんは昨日午後4時に入境口が開通する前から3階にある出口ホールに続くエスカレーター前で辛抱強く待ち続け、香港の身分証明証で深センから香港へ移動した最初の旅行者となりました。
Sheckさんは香港経済タイムズ紙の印刷部に勤務していますが、この日の朝はたまたま深センまで遊びに来ていて、同じ日の夜には印刷所での夜勤の仕事があるため日帰りしなければならなかったところ、たまたま福田入境口が正式に開通することを知りこの新しいルートを体験してみようと思ったと語ってくれました。
Sheckさんは深センにだいたい月に2,3度訪れ、食事や買い物をしたりして楽しんでいますが、今回福田入境口を体験してみて非常に便利だったことを是非とも深セン市民にアピールしたいと話しています。
一方、香港在住のWong Wing-sze(41)さんは福田入境区を利用して香港から深センに入境した最初の旅行者の1人となりました。
Wongさんは三年前に福田入境口付近でアパートを購入したそうで、今後香港から深センへの移動がこれまで以上に便利になったをとても嬉しく思うと語りました。
またアメリカのコロラド州出身のSamatha Indianaさん(29)も香港から深セン入りした初めての旅行者の1人となりました。
仕事で深センを訪れたIndianaさんは深センに2日間滞在する予定だと話し、新しく開通した入境口がとてもスムーズで対応も速かったことのでとても驚いたと話しています。
また、福田入境口を利用したきっかけは、香港の知り合いがこの日新しい入境口が開通することを知らせてくれたと話し、たまたま自分が行く場所が入境口から近かったことから利用してみようと思ったそうです。
このように体験者達の意見に耳を傾けてみるととても便利になった印象がありますが、まだまだ解決しなければならない課題も残っているようです。
その一つとして挙げられているのは、福田入境口へいくまでの付近の交通緩和をいかに実現するかなどの問題が問われています。
深セン市当局は福田入境口までの交通ルートの円滑化を図るために新たな規制を施行し、利用者に対して地下鉄またはバスを利用するよう奨励しています。
この規制によれば、個人の車または公共タクシーは入境口の西広場へ進入することが禁止され、港域在住者に限り許可書を提示すれば領域内に入ることができることになっています。また、入越口前の裕亭路に車を駐車することも禁止されます。

西広場に進入するバスは国華路の通行が認められていますが、トラックは裕亭路の通行が禁止されています。またタクシーは午前6時半から午後10時半までの進入が認められておりません。いずれも路上に監視カメラが置かれるなど、監視体制はかなり厳しいようです。
福田入境口は多くの商業ビルや住宅ビルが立ち並んでいる漁農村コミュニティーに建設されたことから、周辺の交通状態はあまり良好とは言えず、また路の幅も狭く、駐車スペースも限られています。
深センバス集団は新入境口の開通に先駆けて、福田入境口と繁華街を結ぶ新たなバスルートの運行を既に3本開始させており、また深セン地鉄も運行の間隔をこれまでの8分から7分に短縮し、1日あたり4万人から5万人増の乗客を運ぶ体制を整えています。
6月20日に営業を開始し新入境口ビルへ繋がっている皇崗駅では既に176,000人が利用していますが、福田入境口が午前6時半から午後10時半までであることから、地鉄4号線の運行スケジュールはそれに合わせた形で変更されており、例えば地鉄4号線の午後11時の最終電車に乗り込んだ場合、11時15分前までに会展中心駅までたどり着ければ1号線に乗り換えることも可能としています。
このように新たな交通規制の施行や、福田入境口との連携で新たに浮上する問題などで、増加するバス会社と深セン地鉄の対応は今後も続くと見られます。
いずれにせよせっかく完成した施設なのですから、皆が快適に、そして便利性のあるものとして機能するよう各関連機関および企業に是非とも頑張ってもらいたいと願うばかりです。
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