南Y島(Lamma Island)、"ラマ島"の名で親しまれているこの島は香港島の西側沖合いに位置する離島です。香港島からフェリーで45分。快速船ですとわずかに20分ほどで到着。島影に3本の煙突が立つ島が見えたらそこがラマ島です。
今回のリゾート特集は、喧騒と人ごみに溢れた香港の中心からわずかに1時間弱で辿りつくこの別天地をご紹介します。因みに名前の"Y"はアルファベットの"Y"に良く似た"漢字"です。島北部に火力発電所が有り、香港島西側からもその煙突が良く見える島ですが、深セン在住者は意外にこの島へ出かけた人は少ないのではと思います。隣の長洲島ほど開発されていなく、昔ながらの漁村や海岸線とハイキングに最適な小高い山などの自然がいっぱいです。やはり香港島から近いため頻繁にフェリーが通うので、観光客だけでなく香港人も夕餉のディナーによく訪れるポピュラーな島です。
さて、ラマ島への行き方は香港島の中環(セントラル)や香港仔(アバディーン)から発着する2つがあります。交通の便利さからいくと断然中環なので、こちらの発着フェリーを利用されることをおすすめします。発着埠頭は4号埠頭。ラマ島の北にある港=溶樹湾と南にある港=索罟湾へ向かうため目的によって選んでみましょう。
溶樹湾はラマ島の殆どの人が住むといわれ、おみやげもの屋やレストランなどが軒を連ねます。今回はこの溶樹湾からスタートします。
香港島を出港したフェリーはラマ島の溶樹湾(Yung Shue Wan)に到着します。水平線の向こうの美しい香港を眺めながら島の中を散策してみましょう。溶樹湾から索罟湾(Sok Kwo Wan)までの間のちょっとしたハイキングや広東海鮮料理店やカフェ、かわいい雑貨屋やステキな西洋レストランなどさまざまな飲食店も島を訪れた人々を楽しませてくれます。もし丸一日お時間があれば村から村までのトレッキングでゆっくりと散策することもできます。
溶樹湾(Yung Shue Wan)
まずは溶樹湾の漁村から旅を始めてみて下さい。到着したフェリー埠頭がある場所は簡素な漁村です。ですがラマ島ではもっとも人口が集まる街でもあります。数十年前までは溶樹湾は農業と漁業に依存するのみの小さな木陰だけがある場所でした。そして近年では安いレンタル料や香港の活気溢れる都会生活よりリラックスできるゆったりとしたライフスタイルを求める若者層や移住者たちに受け入れられています。
古いビルや建物の細い海岸際の道をテクテクと歩いていくと、左手の壁側にたくさんの迷い犬や迷い猫、そして動物愛護をうたった張り紙が現れます。ここは海鮮料理を楽しむリゾート地としてともう一つ、動物たちの別天地でもあります。溶樹湾の街の中央にある動物愛護センターは毎日たくさんの動物たちのための救助活動を行っています。その影響なのか、島中にいる犬も猫も自由を満喫し、脅威を感じるものなどないように寝そべっている姿をよく見かけるのです。動物好きな方ならぜひ一度訪れてみたい場所です。
また溶樹湾にはいくつもの海鮮料理レストランが軒を連ねてあります。ここでは比較的安価に海鮮料理が食べられることが有名で、香港人もランチやディナーでよく訪れています。その中でかつて日本の神戸三宮で暮らしていたという老板がいる南江海鮮酒楼をご紹介します。気さくな老板は上手な日本語を駆使して粋のいいシャコ、海老、ホタテなど、香港とは思えない安さで奨めてくれます。海を見ながらのデッキテラスで海風に吹かれて海の幸をご堪能下さい。
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天后宮
ちょっとした気分転換に埠頭から天后宮まで歩いていくこともできます。天后宮とは道教の神様の一人で海にまつわる女性の神です。天后宮は大陸では媽祖と呼ばれ、当初、航海など海に携わる事柄に利益があるとされ、福建省、広東省など中国南部の沿岸地方で特に信仰を集めていましたが、時代が下るにつれ次第に万物に利益がある神と考えられるようになりました。
おばあちゃんの豆腐花
さて天后宮へは行かず、すこし山道を登っていくと人気が少ない白浜のビーチ洪聖爺海灘に出られるのですが、その手前ビーチへ行く前にテントを張っただけの豆腐花屋さんが見えてきます。「建興亜婆豆腐花」と書かれた看板。工事や喧騒、雑踏もない静かな空間でバナナの木だけが生い茂る自然のなかでよく冷やされた豆腐花を食べるのはとても贅沢。雑味がなくすっきりとした甘さのシロップと三温糖をかけて召し上がれ。開店以来20年近くになるというこの店の看板おばあちゃんは、陽気な広東語でお客様を迎えてくれます。豆腐花は1椀6HKDで熱いのと冷たいのが選べます。もちろん、今の季節は冷たいもののほうがお奨めです。
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洪聖爺海灘(Hung Shing Yeh Beach)
あまり人の出入りはありませんがここから眺める南シナ海の素晴らしさは格別です。小さなロッカーやシャワーなど海水浴するために必要な設備も整っており、シーズンのピーク時にはライフセーバーもいます。夕暮れ時に訪れると静かな海をも堪能できます。
索罟湾(Sok Kwu Wan)
溶樹湾から索罟湾までは徒歩でも辿りつけますが、途中少し高い山の尾根を歩く為、ある程度の準備も必要です。家族連れでもトレッキングできるため、グループで歩いていくこともできます。途中眺めのよい展望台を過ぎ、徐々に下るとそこは索罟湾です。
索罟湾には香港で最も良い海鮮料理屋として賞をもらったこともある天虹海鮮酒楼(レインボーレストラン)があります。夏のリゾートシーズン時には、毎晩予約でいっぱいで、ガイドブックなどにも登場するため日本からの観光客も多い店です。
他にも10軒近くの海鮮料理店がありますが、ここは一番大きくて入りやすいため、観光客はここを目指してくる人も多いようです。予めインターネットから予約を入れる方法と直接船が発着しているクイーンピアに行って予約をすると無料送迎船を出してくれるのでとても便利です。帰りはレストランで希望を聞いてくれるので都合よい時間に帰れるでしょう。
深センからの日帰りでも十分に楽しめる香港の南Y島(ラマ島)はいかがでしたでしょうか?ゆったりとした時間が流れる場所で、日ごろの疲れを取るのも良いのではないでしょうか?
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07夏のイベント続々開催
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