春節帰省は幸せ?それとも拷問?
投稿者: Webmaster 掲載日: 2007-2-9 (1205 回閲覧)
「全国的な大衆の大移動」
このような類似したケースが全国各地で毎年見られるのは、中国の中心都市である北京、上海、広州などからやって来る季節労働者が同時期に帰省するためでもあります。
昨年中国の新聞で報道された記事によれば、広州などの都市で働く季節労働者が帰省する際、汽車の中では身動きすることができないくらい混雑することからトイレに行くこともできず、やむを得ず大人用のおしめを着用して乗車する人々も少なくないと伝えています。
過去20年もの間に農村地帯から1億人以上の余剰労働者らが季節労働者になったとも言われています。低賃金で雇うことが可能な季節労働者のおかげで中国は世界第一の生産国家の座を獲得することができたと言っても過言ではありません。深セン市で生活する季節労働者の数は現在600万人、この数は地元居住者のおよそ2倍に相当することから彼らの労働力がいかに深セン市の経済を支えているかがわかります。
ピーク時期に人々が帰省することを自制するため、春節の期間に鉄道とバスの料金は通常価格から15〜20パーセント価格が引き上げられていましたが、季節労働者にとっては大きな負担となりこの値上げは大変不評でした。公共からの批判も激しかったため、今年1月初めからに遂にこの値上げは廃止されました。
深セン市政府は、この季節にしか故郷に帰ることができない金銭的に立場の弱い季節労働者の財政的な負担を悪化させるに過ぎないという見解を表明しています。
「季節労働者達は、帰省による移動で最も恩恵を受けるべき者達であるべきだ」としながらも、「乗車切符の供給が需要にまだまだ追いつかない状態で今だ発展途上にあると言わざるをえない」とHeさんは話しています。
「安全第一の長距離バス」
市政府春節輸送管理局は今年の春節時期に移動する人々全体の56パーセントを占める490万人が長距離バスを利用すると予想しています。
市政府交通局は今年の春節帰省のために去年比で9.5パーセント増加の11,500台の長距離バスを用意したと発表しています。
深セン市で最も大きい長距離バスターミナルとして知られる銀湖汽車駅では毎日430台の長距離バスが運行し、広東省やその他18の省間のおよそ200ヶ所を行き来しています。旅行者は今年から携帯からのテキストメッセージやインターネットで長距離バスの切符を購入できるようになり、またドア・ツー・ドアの配達サービスも開始されて大変便利になりました。
地元交通管理局などは安全な運行を実施するために運転手が実際に運転する前に目の下にくまができていないかなどの疲労状態を細かくチェックしているとのことです。
ホリデーシーズンのピーク時などでは、各バス会社が旅行客をめぐって競争が激しくなり長距離バス運転手のシフトスケジュールも過密になることから疲労の問題は決して珍しいものではありません。この他、過剰積載や古い型の車種、サービスレベルの低さなど改善されなければならない問題点はまだまだあるようです。
「割引なしの航空チケット」
深セン宝安国際空港では毎日520から540のフライトが運行していますが、今年は去年比で13パーセント増加の約250万人が利用すると予想されています。
多くの航空会社は今年、春節シーズン外の割引サービスを実施せず、乗客は通常より30〜50パーセント多く支払わなければならなかったようです。
(シンセンスクエア)
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