パイロット不足の深セン翡翠航空

投稿日時 2007-7-25 14:20:59 | トピック: 産業・経済

深センを拠点とする翡翠航空(Jade Cargo International) はパイロット不足を理由に操業を制限せざるをえなくなり、4機のB747貨物機のうち2機を地上待機させることにしたと深セン日報が伝えている。
深セン航空(投資額51%)、ルフトハンザ航空(25%)及びドイツ投資・開発協会(Deutsche Investitions-und Entwicklungsgesellschaft mbH)(24%)との間の合弁会社である翡翠航空は、ヨーロッパへのサービス拡大計画及び合衆国へのサービス開始をやむを得ず延期した。

翡翠航空の営業担当であり取締役副社長であるReto Hunziker氏は「747航空機を1日あたり16時間飛ばすために、航空会社は安全面から18-19人のパイロットを必要とする。」とレポーターに話した。それによるとパイロットは1週間あたり90時間のフライトとなり、ヨーロッパへ飛ぶフライトに換算するとちょうど4便分のフライトになるという。

翡翠航空は最大で64人のパイロットを必要としているが、中国ではいずれも人材を見つけることができず、また中国の法規制の中では外国人パイロットを雇うのは高額な上難しい。
「わが社には中国人パイロットが一人もいません。中国の航空会社は自社のパイロットを他社へ転職させるのに一人当たり25万USドルを要求するからです。」と話している。

来月には5台目となる747-400F機が配備され、また来年1月には6台目の航空機が到着することから、同社は一刻もはやく現状の問題を解決する必要がある。Hunziker氏は翡翠航空8月1日からアメリカへ貨物サービスを開始可能と考えており、また上海経由アムステルダム行きの貨物便は現在週2便就航しているが、今後は週3便に増加させることも可能と確信していると語った。

しかし翡翠航空のパイロット不足の問題は各方面に波及している。同社は深センの宝安国際空港を拠点としており、その運行はルフトハンザ航空と深セン空港との合弁企業である深セン国際貨運中心(ICCS)により供給されるものである。

ICCSの総経理であるFrank Braeuer氏は「2007年の空港のターミナル成長率が倍増したため、翡翠航空の輸送能力がフル稼働になったため、現在抱えているパイロット不足の問題も深刻化している。」と語った。

ICCSは今後、現在の輸送能力を15万トンから40万トンにまで拡張する予定だ。Braeuer氏は2010年までに1年あたり35%〜40%の平均成長率を予測していると発言した。

(シンセンスクエア)



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