
異常なほど強気な深セン株市場
投稿日時 2007-4-30 14:21:21 | トピック: 産業・経済
| 深セン株式市場の総合指数が1年前に比べて183パーセントも上昇していることを受けて、毎日およそ2万人の深セン居住者が新たに株式取引口座を設立していると深セン日報が本日(30日)伝えている。 昨年の株式市場の好景気がより多くの人々を市場に引きつけ、今年の初めからおよそ20万件の株投資用の口座が毎日開設されている。このうちの10パーセントは深センが占めていると国信証券財産管理センターのマネージャー、Dong Binさんのコメントが晶報で紹介されている。
Dongさんは、「春節親睦会ディナー効果」が今年の相場が大幅に強気に向かった大きな要因の1つであると話している。2月の春節で親族が再会し、家族と友人らは知人が昨年短期間で財を生み出しているのを聞かされ、ますます多くの投資家もどきが同様に成功を手に入れようとした。これにより市場に人が集まり、その結果、ギャンブル的要素さえも生み出していると語っている。
Dongさんは、3月に同センターで毎日平均少なくとも1,000の新口座が開設されておりこれまでより大幅な勢いで増えているという。
あるアナリストの話では、都市のおよそ80パーセントのホワイトカラー層は株を売買していると思われると話したと深セン日報では伝えている。
低収入の人々でさえ異常な強気市場で何としてでも富を手に入れようと、乏しい貯金を下ろして投資に回しているそうだ。
また教師や一部の学生でさえも、このギャンブルゲームに仲間入りしているという。工科大学の学生がアルバイトから稼いだおよそ3,000元(US$388)の貯金を株式投資に回し、自分の家族の生活を改善できればと願っている。
Weiと呼ばれているタクシー運転手は、彼が金曜日だけで乗客を証券会社に3度運んだと同紙に話した。乗客は、初老の女性、中年の女性と、30年代の若夫婦だったという。
「市場で何かがおかしくなっているんじゃないかと思う。老婦人でさえ株を売買しているなんて異常ですね。一部の人々は、株を買うために他人から金を借りているそうだよ。もし市場が崩壊したら、一部の人々は高層ビルから飛び降りなけりゃならなくなるんじゃないかと心配しています。」とWeiさんは同紙で語っている。
新たなギャンブラーらが市場に加わる一方で、市場崩壊を過去に経験した投資家らはますます頭をかかえなければならないようだ。
以前中国で起きた株式暴落の際、他人に続いて市場に参加しようと急いだ投資家もどきは最も苦い汁を飲まされた人々だ。
そう語って投資家に投資リスクの危険さを勧告するは、中国証券監督管理委員会の副主席范福春氏である。
クレディ・スイス・ファースト・ボストンで日本を除くアジア地域を総括するチーフエコノミスト、Tao Dongが金曜日に彼のブログに掲載した記事によれば、「市場感情が高まり、貪欲さが恐れを克服したとき、市場は修正を迫らざるをえない時期に達するだろう。」と書いている。また、同氏は金曜日に上海株式総合指数が3,802の高値をつけた後、中国株式市場は長期的に強気であるとしながらも、3ヶ月以内に総合指数が3,000未満にまで落ち込むだろうとも書いている。
(シンセンスクエア)
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