大学院卒会計士がメイド?

投稿日時 2006-8-14 11:34:28 | トピック: 産業・経済

RONG JUANさん(仮名)はへナン工科大学で会計学の修士課程を取得したばかりだが、彼女が深センで初めて得る職業がまさか老夫婦の世話をするメイドであったとは想像もしていなかっただろう。
「なんだか社会から孤立してしまったんじゃないかと考えてしまいます。私の将来は一体どうなるのかとても心配です。」Rongさんは宝安区にある老夫婦宅で深セン日報のインタビューにこう答えた。

Rongさんは会計士になることを志し2ヶ月前に深センにやって来た。しかし、大小問わず何十もの会社にアプローチしてみたものの、全く仕事を得ることができなかったと肩を落とす。

深センに来てからは1日10元の格安ホテルで宿泊していたが持参してきた現金も底をついてしまった。ホテルマネージャーの勧めで今月初めFuzhongfu Family Service社にメイドの仕事を申請したそうだ。

彼女を雇ったChenさんは修士課程を持っている彼女が自分のメイドにならなければならない現実に大きなショックを受けたと言う。「彼女がメイドとして私のもとで働くのは彼女の能力を無駄にしてしまうことと同じでしょう。」とChenさんは同社に話したそうだ。

ChenさんはRongさんをとりあえず面接したものの、暫く考えさせて欲しいと同社に伝えた。その後、Chenさんはいい仕事が見つかるまでの間だけメイドとしてRongさんに働いてもらうという条件で雇うことに同意した。

Rongさんは家事が決して得意な方ではない。Hubeiの片田舎からやって来たRongさんは実家で家事をしたことがないからだ。「できることなら、家事で忙しくするよりも私の専門で人々の役に立ちたい。」と話している。

「Rongはとてもいい子ですよ。でも決していいメイドではありません。電子レンジの使い方も知らないし、皿洗いもとても上手とは言えない。」とChenさんは語る。

中国国内では現在就職競争が激しくなっており、修士課程を取得した人材でさえその激しさゆえに翻弄するケースが増えている。統計によると2005年度に修士課程を取得した人材は現在30万人から35万人いると言われており、98年度の7万人からすればおよそ5倍に膨れ上がっている。

「経済特区内外問わずいろんな職業市場に行ってみましたが、私の経歴に関わらず履歴書の段階で落とされるところもいくつかありました。やはり経験がある人が求められているようです。」とRongさんは悲観的に語った。

彼女の唯一の望みは就職シーズンのピークとされる1月。この時期には多くの会社が人材を雇用するからだ。「いつかメイドではなく会社で働きたいです。」とRongさんは最後に力強く語ってくれた。

(シンセンスクエア)



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