台湾地震:深セン一部でパニックに

投稿日時 2006-12-28 13:19:53 | トピック: 環境・天気

26日(火)に台湾で発生したマグニチュード6.7と6.4の地震の揺れが深セン市でも観測されたことについて、1979年同市制定以来最も規模の大きい揺れだったと同市の地震局が公式に昨日発表したと深セン日報が伝えている。
今回の地震は3ヶ月前の9月14日に担杆島で観測されたマグニチュード3.5の地震に続いて大きな揺れだったと同紙では伝えている。

深セン地震局のウェブサイトに掲載された情報には、「今回の地震は震源地が深セン市から遠かったため、この地震による同市への被害はない」としている。

また深セン地震局のゼネラル副ディレクターYang Yueming氏は、深センではマグニチュード7以上の大地震が350年から400年に1度起きる可能性があるが、今後予測可能な未来においてこのような地震が同市を襲う可能性は極めて少ないと話している。

深センは記録に残っている史実上では大規模な地震を経験していないが、1918年に深センから西に450キロ離れた沙頭において発生したリチャースケール7.3の大地震の揺れを経験しており、これにより福田区が被害を受けている。

1990年以降に建設された建物は全てマグニチュード5の揺れまで耐えられるよう耐震対策が施されており、地王大廈はマグニチュード6まで、大亜湾原子力発電所はマグニチュード7まで耐震対策が施されている。

今回の地震で深セン市の一部のコミュニティーでパニック状態になったケースがいくつか報告されている。

宝安区にある文彙花園に住むZhuさんは「地震発生時に5階にいたが家具が揺れて近所の人々の悲鳴が聞こえたのでとても怖かった」と話している。Zhuさんは深セン市に20年以上も在住しており、いままでこんな揺れは経験したことがないと話した。

またZhuさんの話によれば、文彙花園に住むおよそ1000世帯ほどが建物から避難し、その後1時間ほど外に留まったと言う。

南山区にある帝景花園でも約1000世帯が建物から避難したと同紙は伝えている。同居住区管理事務所の職員によれば、更なる揺れに備えて同事務所が20名のセキュリティーを配置することを約束すると、住民らはそれぞれの部屋に戻っていったと話している。

一方、羅湖区ショッピング街などの繁華街ではほとんど揺れを感じた人はいなかったと同紙は伝えている。同区で買い物をしていたHuangさんは、「宝安区にいた友人から地震の揺れについて電話で連絡を受けたが最初は嘘だ」と思いこんでいた。その後テレビでニュースを観て、それが事実であることを知ったと話している。

これについて地震局の職員Yang Yueming氏は、「人は騒がしいところにいるよりも静かなところにいるほうが揺れを敏感に感じ取ることができ、西麗、布吉、大鵬などの郊外では羅湖区や福田区よりも激しい揺れを経験したとの報告がある」と同氏は話している。

地震局は今年地震観測を目的として2400万元(300万USドル)を投資しリチャースケール1.5の揺れから検知できるシステムを導入している。この投資のうち700万元が主要建物の耐震対策や緊急システムの構築に、また1000万元が5箇所の地震観測所や2箇所の地震予測地点の構築などに費やされている。


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