深南大道に面する何香凝美術館の横に、新しく「水立方」(北京オリンピック水泳競技会場ウォーターキューブ)に良く似た6角形の建築物が登場した。9月1日に開館した「華・美術館」だ。この前衛的なデザインの華・美術館は華僑城集団の投資によって設計、建築された所謂‘デザイナーズ’美術館。華・美術館と何香凝美術館、それにOTC当代芸術センターを加え華僑城の「芸術トライアングル」を構成する。
華・美術館は何香凝美術館とインターコンチネンタルホテルの間に位置する同ホテルが以前使用していた3階建ての古い倉庫を改装して出来たもの。最新鋭のデザインの下には、建物のリサイクルという別の意義も隠されている。
華・美術館の僮静館長の紹介によると、この美術館の建築面積は約3,000平方メートル、そのうち温度コントロール機能の付いた展示スペースは2,000平方メートルにも及ぶ。また同じく温度調整可能な絵画保存用倉庫も完備しており、最新設備を備えた美術館だ。
この華・美術館は華僑城集団が2,000億元を投資して建築したもの。華僑城集団の広報担当関山氏は同美術館の開館は華僑城全体の芸術構想を完成させる大変重要な役割を果たすと説明する。実験芸術に着目する華・美術館と何香凝美術館、そして前衛芸術を中心としたOCT当代芸術センターとが共に華僑城の「芸術トライアングル」を構築することで、深セン全体の芸術環境レベルも上がり、これらが互いに連動しながら発展していく。市民はそれぞれ異なる特徴をもった3大美術館の中から自分の好みを見つけられるし、また深センが国際的な「デザインの都」を目指すという戦略推進の助力となるだろう。
華・美術館の開館時間は毎週火曜日から日曜日の午前10時から午後5時半まで。開館後の1ヶ月は無料入館出来る。美術館側では、開館一ヵ月間は様子を見て、その後入場料を取るかどうか決定するという。
現在、華・美術館では「移花接木−中国当代芸術のポスト現代スタイル」を開催中。今後も様々なテーマ展示が行われる予定だ。今年の12月には「浮世絵師東洲斎写楽」をテーマに日本からの作品28点の他、28名のデザイナーが‘写楽’をテーマにしたポスターや絵画作品などを出展、伝統に縛られない新しい視点からの芸術スタイルに挑戦する。
「社会のエネルギー−オランダ当代デザイン・中国巡回展」も09年旧正月頃の開催を予定している。
(シンセンスクエア)


