「白タク」は一貫して政府の取り締まり対象だが、白タクに乗る乗客は果たして処罰を受けるべきか否か?という問題は今まであまり関心が寄せられていなかったようだ。28日、深セン市政治協議組織が、六区及び光明新区に対して「三項整治」情況の視察を行った際、ある政協委員が白タクに乗る乗客に対する処罰を討議するよう提案すると、人々から様々な議論が沸き起こったと南方都市報が伝えている。
28日、深セン市政治協議組織は7組の視察団により六区と光明新区の「三項整治」情況の視察を行った。「三項整治」とは、今年の初めから盛んに行われている「社会治安・安全生産・交通秩序」の改善活動である。情報によると、市政協はこれ以前にも組織委員によって秘密裏に調査を行っており、直接情況を確認、把握している。視察の中でも、白タク問題へは人々の関心が集まっている。
市政協・人口資源環境委員会の関連資料によると、深セン市の白タク台数と正規のタクシー台数は現在ほぼ同数、且つ白タク台数のほうが上回りそうな趨勢下にある。
副市長の張思平は、深センには目下約15000台の違法営業のタクシーが存在し、ここ数年政府は厳しく処罰を行って来ていること、また昨年は約8000台を摘発し、今年は今までのところ約3000台強の摘発に成功している事を表明している。しかし、成果が明らかであっても副市長は「違法営業タクシーの完全なる撲滅は、現在のところ実現は難しい」と率直な意見を述べている。
白タクの違法営業に対して、一部の政協委員からは乗客に対する処罰規制を討議すべきだ、白タクのドライバーだけでなく、乗客も取り締まるべきだとの意見が上がっている。この意見が人々の様々な議論を呼び起こしているが、張思平は未だ明確な回答を出していない。
市民の陳氏は「処罰すべき」との意見だ。以前から禁止されてきているが、市場があるというのが最大の白タクの存在理由であるのだから乗客に対して処罰を行い、市場が無くなれば白タク対策の効果が得られるはずだとしている。一方、市民の常氏は反対の意見を表明している。住民の出退勤時刻のタクシー待ちの情況はひどいもので、白タクを利用するのは乗客の罪とは言えない、改善のために処罰するのならば白タクのドライバーを処罰すべきで乗客にすべきではない、としている。
(シンセンスクエア)


