「普段は数分も待てば乗れるのに、先週の土曜日は1時間も並んでやっとタクシーに乗ったのよ」皇崗国際村に住む劉さんが昨日本誌へ電話報告をしてくれた。仕事の関係でいつも香港と深センを行き来する彼女は、通勤で朝晩皇崗国境を通る。
長時間のタクシー待ちは目下彼女の悩みの種。タクシー乗り場に入ってくる車はとても少ないため、多くの乗客はすぐに乗ることが出来ない。何故タクシーが乗り場に入ってこないか?タクシー運転手の謝さんが説明してくれた。
「もともとは国境の手前のタクシー降り場の左側に可動式の抜け道があって、そこからタクシー乗り場に入ることが出来たんけど、10日前にそこが関連部門に封鎖されてしまったんだ。もしタクシー乗り場へ行きたいのなら、一度国境を離れ皇崗陸橋を回ってから戻ってこなくてはならない。こうすると3,4キロの道のりはあるんだ。出勤・退勤のラッシュ時ならタクシーを拾いたい客は多いし、流していても客は拾える。
ほとんどの運転手は3,4キロも回って戻ってこないから、タクシー乗り場にも車は来ないよ、抜け道があればすぐに乗り場に回ってお客さんを乗せられたから便利だったけどね。どうして封鎖されたのか分からないよ」
昨日午後6時半、記者が現地へ行くと可動式の通り道を封鎖する鉄棒はすでに溶接で固定してあった。タクシー乗り場には100名以上の乗客がすでに長蛇の列。およそ5,6メートルもある行列は歩道橋の上にまで伸びている。乗り場に来るタクシーはとても少なく、おおよそ乗客の需要には追いつかない。あまりにも長い待ち時間に諦めてバス乗り場へ向かったり、かなりの距離を歩いて国境区外の地域までタクシーを拾いに行く客も多い。
そこで、作者が数えてみると、タクシーが約2分に一台来るのに対し、乗客が毎分10数人のペースで増えている。乗り場の保安員に聞くと、週末は国境を越えて入ってくる人が毎分約100人とすると、そこからタクシー乗り場へ来る客は3.40人。ここへ入ってくるタクシー数は待っている客数に遠く及ばず、多くの乗客がタクシーに乗れない不満をこぼしているとの事。その後、国境の監視ビデオの映像を見せてもらうと6時34分の時点で、行列はなんと歩道橋を越えて国境の建物まで達していた。
何故、通り道が閉ざされたのか?皇崗客運警務区・林端洪警務長に話を聞いた。「その抜け道を開通するとすぐ、多くの乗客達からそこを通り抜けるためにタクシーがUターンするので、タクシー降り場の通りが渋滞して困るとの苦情が寄せられていました。更に通常のルートを通って客待ちに来るタクシーからは、抜け道を通って入ってくるタクシーが割り込みになると文句が多く、客を降ろしたタクシーが抜け道を通る度に後ろで並んでいるタクシーから激しいクラクションの抗議が起こるんです。
そこで10日前、交通警察部門が可動式の抜け道を封鎖したのだが、こんなにタクシーが入ってこなくなるとは思っていなかった。警務区では、速やかに状況を上級機関へ報告し、出来る限り早く解決法を考案するつもりです。」と話している。
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