中国における外国製薬会社としては最も大きな投資と見られるフランスSanofi-Aventis Groupと中国の間でインフルエンザ・ワクチン工場を深センに建設する同意書に調印がなされたと深セン日報が伝えている
7億万元(9550万USドル)の工場は深センの龍崗大工業区の国立バイオ産業基地に建設される予定である。
サノフィ・パスツールによって運営される工場は、ヨーロッパで最も大きな製薬会社であるSanofi-Aventisのワクチン部門であり、2008年の初めには開始されることが予想されている。生産が2012年にされれば年当たり2500万人分の投与量が生産され、その時までには深センは中国はもとよりアジアで最も大きなワクチン製造工場となると予想される。
この協定は月曜日に胡錦涛中国国家主席と訪問中のフランスのニコラ・サルコジ大統領が出席し、調印されたいくつかの条項のうちの一つである。
これは企業と深セン市政府との3年の交渉の結果であると同紙では伝えている。
「この投資は深センのバイオ産業開発の歴史において重大な出来事である。」と深セン市市長許宗衡は話した。万が一インフルエンザの世界的流行が発生した場合、この新しい施設でインフルエンザ・ワクチンを作ることが可能になる。
深センにあるSanofisのワクチンのパッキング工場では、昨年500万人分のインフルエンザ・ワクチンを配送した。
中国での今年のワクチンの販売高は、これまでのところ6億元に達しており、前年度と比べて既に20%の上昇を記録している。
Sanofi-AventisのCEO、ジェラルド・ル ファー氏は「中国は病気の予防やワクチンの重要性を強く認識する国々への仲間入りを果たした。同社が更に中国へ投資し、最先端産業の施設で最も近代的なワクチンを急成長するこの市場に提供するための投資時期が今まさにやって来たと言える。」と月曜日に北京での記者会見で発言した。
新しい工場は季節的なインフルエンザ・ワクチンや鳥インフルエンザに代表されるH5N1型インフルエンザを含む世界的流行性インフルエンザ・ワクチンまでの生産を短時間でに切り替えることができるとしている。
同社の新工場は中国で爆発的に急増するワクチン需要を支えるだけの生産能力があるとして、向こう10年から15年の間で2倍の生産量、約5000万人分の投与量を生産できるだけの拡張能力があると発表した。
Sanofi-Pasteurは110億ユーロの規模とも言われているワクチン市場で約25パーセントのマーケットを獲得している世界で最も大きなワクチン製造会社として知られており、去年の年間販売高は25億ユーロ(US$37億)で前年比で22.7パーセントの上昇を記録した。
中国のワクチン市場規模はおよそ4億8000万ユーロといわれているが、外国製薬会社はそのうちわずか22%のしか市場を獲得していない。市場は急速に拡大し、インフルエンザ・ワクチンの生産量は2003年の1200万から2020年には1億800万に成長すると予想されている。
世界的には毎年50万人から100万人がインフルエンザで死亡しており、インフルエンザワクチンを求める世界の需要は昨年で4億、2016年までには倍増すると予測されている。
(シンセンスクエア)


