香港と深センの国境地下にトンネルを掘り香港から深センに携帯や電子部品を密輸入していた犯罪組織グループが13日に摘発されたと深セン日報が伝えている。
グループは今年8月10日に塩田区沙頭角にある建物一階の部屋を借り、約12平方メートルほどの部屋に1メートルの深さから香港に向けて20メートルのトンネルを掘っていたことがわかった。トンネルは香港側にあるマンホールに繋がっており、マンホールは草で半分覆われていたという。深センで借りた部屋は国境に設置されたフェンスからわずか5メートルしか離れておらず、以前は工場で働く従業員の寮として使用されていた。
深セン税関局の密輸入阻止対策推進本部はグループが違法行為を行っているという内報を8月初旬に受け、グループメンバー達の動きを20日間ほど監視した。その後、8月25日に関税警察がグループの部屋に突入しメンバー7人を逮捕した。押収されたのは12万枚のICチップやモトローラ製やノキア製の携帯電話800台程でいずれも申告されていない輸入品だった。
逮捕された犯人グループは商品供給を行っている香港の首謀者の下で動いていたと伝えられている。またリーという名の香港人も商品を国境近くまで搬送する仕事を請け負っていたことが分かっている。
一方、深セン側のグループリーダーはリー(香港人とは別人)とイエという2人の男であると関税局は伝えている。
税関局密輸入阻止対策推進本部の副部長であるSong Min氏は犯行が組織的かつ計画的に行われていたのは明らかと話した。
グループは香港から商品を搬送する際に、人を雇って無線機を持たせ周辺を監視させていた。しかしながら、皮肉にもこの犯行が行われた場所は深セン関税沙頭角支局から50メートルほどしか離れていなかったと同紙は伝えている。
また、逮捕された容疑者はトンネルを使用する前に汚水管を使って電子製品などの密輸を2回行ったことを告白している。トンネルを掘って使用するようになったのは、汚水管では強烈な悪臭によって搬送が困難だったためと話していると言う。
押収された商品は165万元(US$19万5000ドル)相当の価値があり、27万2900元の関税を間逃れていたと見られる。
摘発されていなかったら年間5億元ものの商品を密輸入していただろうとSong氏は話している。
深セン関税局が近年主導している密輸入の摘発により、密輸入者達はより奇策でかつ周到な計画をせざるを得ない状況にあると関税局は話している。
(シンセンスクエア)


