先週土曜日の7月21日午後、深センの東部の大梅沙海浜公園で、今年紹興市から中国の一流大学である「湖南大学」に合格したばかりの永昌さん(18歳)が海で泳いでいる時に、不幸にも溺れて死亡した事故が発生したと深セン日報が伝えた。
この日、永昌さんは叔父と一緒に海に来ていたが、溺れた時の大梅沙海浜公園管理所の対応に問題があったのではと疑問の声が上がっている。
大梅沙海浜公園救命隊の隊長によると、救命隊は最優先に水に入って人を救うものであるが、しかしこの日は永昌さんの溺れた地点が確定せず、その範囲が広かったため捜索は難航し、最悪の悲劇を引き起こしたと発言している。
しかし実際は、1号台の見張台の救命員は、すぐに水に入ることなく、まず最初にリーダーへの報告を行った。その約10分後、救命員はやっと指示を受け取り、水に入った。最終的に砂浜から10メートルの所で溺れる永昌さんを探し当てた。救命員は彼に対して救命措置を実施したが、人工呼吸までは行っていない。そして救命員はその場にいた叔父に自分で人工呼吸を行うように要求したのだという。
救命員は「彼の口中の物を吐き出させれば、呼吸ができるようになる」と言った。更に10数分が過ぎ、大梅沙病院の救護人員が現場に駆けつけて永昌さん病院へ連れて行き、緊急措置をとった。しかし、この時永昌さんはすでに呼吸が停止していた。
「もし救命員が早く海に入っていたら、永昌は死ぬことはなかったかも知れません。」と永昌さんの叔父は悲しみにくれて語った。
救命を行う大梅沙海浜公園救命隊では、「救命隊はすべてにおいて専門的に特殊な訓練を行っている。海に入って人を救うことは人命尊重の観点からも、全員が責任の重大さを認識している。救助を求めているのに海に入らないと言う事はありえない。我々は永昌さんが溺れた場所は10メートルの範囲であると指摘したが、実際には永昌さんの叔父の話を聞き入れ、30メートルの範囲まで捜索を行った。もし最初に10メートルの範囲と限定されていたなら、すぐに救助ができたはずだ。」と発言している。
今年の統計によると、深センで発生した水の事故は74件にも上り、それらは下記のようなものとなっている。
2007年7月13日の晩、5歳の男の子が福田区の深業花園のプールで泳いでいた時、溺れて死亡した。母親はその時ずっと彼に付き添っていたが、あっという間に溺れてしまった。わずか1分の間に起こった出来事である。
また7月19日午後3時には、11歳男の子が足を踏み外し、龍崗区の坑梓嚇田の養魚池に落ち溺れて死亡した。
更に7月21日の夜7時頃、12歳の女の子が福田区の華強南路御景華城の団地のプール中で泳いでいた時、不幸にも溺れて死亡した。
最近、溺れて死亡する事件が度々発生している。深セン市救急センターの統計によると、2007年6月1日〜7月20日だけで、深セン市では水の事故が74件発生している。その中の数人は死亡している。
これからプールや海で休暇を過ごす人も多くなっているが、水の事故には十分に注意してほしい。ほんの些細な不注意が、思わぬ事故を呼ぶこともある。海山での装備には万全を期したいものである。
(シンセンスクエア)


