15日(金)、龍崗区の製紙工場から重油が流れ出し、近くの鵝公嶺河が汚染されたと深セン日報が伝えている。また同じような水質汚染が宝安区の茅洲河で3日前に起きている。
16日付けの晶報では、約1トンの流出した重油を川の下流から取り除くのに7時間費やしたと伝えた。
重油とは、原油の常圧蒸留によって塔底から得られる残油、あるいはそれを処理して得られる重質の石油製品の通称として知られている。
川の水面は厚い油の層によって覆われ、かなり離れたところまで油の悪臭が漂っていたという。鵝公嶺河が既に汚染されていることは周知の事実だが、「昨日の汚染具合はあまりにもショッキングな光景だった」と近くに住む地元住民の声を晶報が伝えた。
場所によっては厚さ5センチ近くにまで重油が流出した箇所もあり、多くの付近住民は怒りを顕にした。
長年この土地で暮らしてきた住民の話によると、鵝公嶺河は10年前まで魚が釣れるほどきれいな川だったという。この2,3年の間に多数の製紙工場、化学工場、塗料製造工場などが立ち並び、工場は汚染された大量の水を鵝公嶺河に流し続けていた。今では、地元の人々は鵝公嶺河をドブ川と呼んでいるそうだが、今回の水質汚染は鵝公嶺河にとってこれまでにない致命的なダメージを受けるだろうと話している。
地元の環境保護管理局は、重油が広がるのを防ぐために、8つの関を建設し、清掃局員らは吸収材を使用して重油の除去を行った。
重油が流出したのは平湖路にある統全製紙有限公司で、従業員がボイラーのバルブをロックしなかったために、金曜の午前10時頃から流出したと工場長が発表した。
環境保護当局は、同会社は重油を排出するパイプが汚水排出溝に繋がっており、それが鵝公嶺河に排出されるようになっていたことから、同会社が非難されるべき対応をしていたのは明らかと話している。
(シンセンスクエア)


