深センの新しい劇場がオープン
投稿者: Webclue_03 掲載日: 2008-1-11 (1009 回閲覧)
深センの南山区にオープンした保利劇院(Poly Theater)にて昨年クリスマスコンサートが中国放送交響楽団によって開かれました。保利劇院はその姿が濱海大道からも見ることができ、南山区の深セン湾西側沿岸部に位置しています。深センの新しいランドマークとして設計された劇場は水滴を落としたような球状の美しい流線型です。すでに開幕している中国のポップミュージカル“金沙”が人気俳優Sha Baoliang とTan Weiweiによって上演されています。
今回のコンサートはルーマニアのソプラノ歌手Angela Gheorghiuや中国人チェリストWang JianピアニストLi Yundiらが出演し、CCTVでライブ中継されました。国立北京劇院と類似した形状を持つこの保利劇院は国立北京劇院より更に丸い球状になっており、市民の間では(パソコンの)マウスと呼ばれています。
エントランス部から続く玄関ホールは広々としており、全てがガラス張り。明るい日差しがサンサンと降り注ぐ素晴らしい構造です。また夜は明るい照明が来訪者を出迎え、正面に据えられた巨大スクリーンが話題の作品を映し出しています。
劇場内には3つのテラス部と8つのバルコニー部に1500席以上の観客席から1,700平方メートルの中央ステージが見渡せ、エキサイティングな舞台で満たされるのを心待ちにする観客の期待に応えます。またステージでの完璧な音響効果を提供するため音響反射板をとりつけ、天蓋と壁が動作します。
「ステージの上で1枚の紙を引き裂いた音が劇場内のどこにいても聞こえるんです。」と総支配人のZeng Ruomingさんは話しています。
更にステージ正面にあるオーケストラプール(オーケストラが待機するステージより一段下がった場所)はオペラやミュージカルの上演の間、上下することができます。また巨大な可動式舞台装置と数百のコンピュータ制御のランプがまばゆいステージ効果を考慮して設置されています。
「これは国家大劇院や上海東方芸術中心と比べても壮麗で堂々としています。」とZengさんは話しました。
北京を拠点とする中国保利集団公司は深センの新しい劇場に何百万ドルをも投資し、その完成には3年を要しました。地域社会との密着、またエンターテイメントやアートを求める要求が高まっている今日、深セン市は中国でもナンバーワンのライブパフォーマンスの供給者として認知されつつあります。
「深セン市ではすでに大劇院や華夏芸術中心や新しいコンサートホールなどがあり、その上上海や北京のライブ上演ほど熱心とはいえないという疑問を投げかける人々も少なくありませんが、私にとってはまだここは十分ではありません。」と北京保利劇院の高級支配人であるRen Wei氏は語っています。
また同氏は、「一つ二つの劇場だけで作品を上演するのでは、エンターテイメント産業は繁栄しないでしょう。経済的に豊かな深センは文化的市場として素晴らしい潜在能力を持っています。」また「豊かな上演演目はより多くの人々を徐々に劇場に引きつけ、フェスティバルやミュージカル、バレエやオペラを見る習慣や愛好家を育てるでしょう。」と話しました。
質の高いパフォーマンスは劇場の成功には無くてはならない条件です。そうした考えを念頭に、保利劇場の経営陣は2008年の第1四半期に11の演目を準備しています。
スケジュールとしてはダンサーYang Lipingによる秘境チベットや壮大な雲南省をテーマにしたパフォーミング、また白鳥の湖やノートルダム・ド・パリ、ミュージカル、蝶々夫人やブロードウェイミュージカルのキャッツなどの上演が予定されています。
保利劇院ではチケットの標準価格を新価格として設定する予定ですが、ミュージカルキャッツのバルコニー席の価格が2,880元とこれまでにない高額の値が付けられています。さてさて、深セン市にも真摯に芸術を愛する人々が高額チケットを購入するのか?今後の結果が楽しみです。
(シンセンスクエア)
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