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通信・インフラ > パソコン・AV機器 > 究極の落雷被害回避法!No.3
究極の落雷被害回避法!No.3
投稿者: Webmaster 掲載日: 2006-10-5 (3027 回閲覧)
誘導雷によって発生するサージ電流からコンピュータを守るためにはどうしたらいいのでしょうか?雷からパソコンを守る一番いい方法は、全ての電源や回線を遮断してしまうことです。

これは単にパソコンやモニターの電源を切るという意味ではなく、モデムやルーターなど全ての機器において電源を必要とする機器のコンセントを元から抜き、更には繋がっている回線も全て元から外してしまうという意味です。なぜなら電気はケーブルで繋がっている以上どの機器にでも流れるため、1箇所でも外部と繋がっているとそこから電流が流れて機器を破壊してしまう可能性があるからです。

左の写真は落雷の被害により破壊されたモデムのPCBです。この被害ケースではモデムの電源コードが抜いてありましたが、パソコンの電源が差し込まれていたためLANケーブル経由で流れ込んできたためにPCBの一部が焼け焦げてしまいました。こうならないためにもパソコンに繋がっている全ての機器が完全に独立した状態を作り上げる必要があります。しかし、これではインターネットができないどころか、パソコンさえ動かすことはできません。自宅で使用するならまだしも、会社でとなるとこれでは仕事になりません。そこで登場するのが雷防護用機器です。

パソコンをインターネットに接続している場合は、サージ電流の侵入経路は2種類考えられます。まず1つめは電源から流れ込む可能性です。もう一つはADSLやCATVなどの通信経路から流れ込む可能性が考えられます。特にデスクトップのパソコンを使用している場合はそれぞれの機器が独立して接続されているため、過電流の経路が複雑になります。これらの全ての機器でサージ電流の侵入経路を遮断しなければ意味がありません。最近ではいろんな避雷器が販売されているのでそれらを利用するのが得策と言えます。

まず、電源から侵入するサージ電流を遮断するには雷サージプロテクト機能があるタップを間に入れることで対応可能です。最近のものでは内蔵されたサージ防護素子で雷サージを吸収し、接続された情報通信機器をプロテクトする機能が付いているものが販売されています。ノーマルのタップより値段は割高ですが、落雷でパソコンが故障して新しく買い換えるよりはずっと賢い選択であることは言うまでもありません。

タップを使う際に重要なのは、制限電圧が220V以上であることを必ず確認することです。日本で購入した製品は通常100Vですのでこれは中国で使うべきではありません。

最近の中国製のタップは作りもしっかりしていて安価で購入できますので、ウォルマートなどで購入されるとよろしいかと思います。
  • 深セン市凱利鋒防雷科技有限公司


  • ノートパソコンを使用している場合は、タップを入れる代わりにパソコンの電源ケーブルを雷サージに対応したものを使用すると大変便利です。こちらは海外対応のノートPC用電源ケーブルで雷サージプロテクトと電源ノイズフィルターが付いていて、最大電圧は250Vまで対応しています。また、電源コンセント部(コンセント形状)は全世界対応コンセント“ゴーコン”がセットされているので、中国のみならず世界各地への出張などにも大変便利です。

    次に回線から侵入するサージ電流を遮断する方法を説明します。これにはADSLとCATVで方法が異なりますので注意が必要です。

    ADSLを使用している場合、一番手っ取り早く防止策を立てるにはモデムセーバー(電話回線チェッカー)を使用します。このモデムセーバー、本来の目的はホテルやオフィスの多機能電話でよく使われているデジタル回線に一般のモデムを接続するとモデムを破損する可能性を事前にチェックするものですが、サージプロテクトで雷などの過剰電流が流れてきてもシャットアウトする機能がついているのが一般的です。回線を差し込むだけですので使い方も簡単です。

    次にCATVについてです。CATVが利用可能な場所には通常保安器が設置されています。このため、落雷による電流は保安器で止められるため、CATVの同軸ケーブルからの進入による雷被害はほとんどありません。従って、CATVの落雷による被害はそのほとんどが電源側からの雷サージによるものになります。

    この被害ケースのメカニズムは次の通りです。まず、雷サージがパソコンの電源から入り、デスクトップパソコンとケーブルモデムを唯一結んでいるイーサネットケーブルを経由してケーブルモデムからCATVの同軸端子経由で保安器のアースに抜けていきます。この時、ケーブルモデムとデスクトップパソコンのイーサネットアダプタの双方に異常電圧がかかり、電圧の弱い方かあるいは双方が故障してしまいます。

    防止方法については、アースがあるコンセントの場合、ケーブルモデム及びデスクトップパソコンにアース取りますが、アースが用意されていないコンセントの場合、デスクトップパソコンとケーブルモデムのシャーシ電位を同一にしてサージ電流がイーサネットケーブルを経由しないようにすれば効果的な防止策となります。













    具体的な方法としては、3P電源タップを用意して、ケーブルモデムの3P電源コンセントと、デスクトップパソコンの3P電源コンセントを同一の3P電源タップに挿入します。この場合、3P電源タップ自体のアースは必要ありません。

    この他、ケーブルモデムの電源のアース線とデスクトップパソコンの電源のアース線を接合し、絶縁テープでアース線の金属部分を巻いておいても同じ効果が得られます。デスクトップパソコンの電源コンセントにアースがないタイプの場合、アース線のある電源コンセントか、3Pのアース付き電源コンセントを別途ご用意ください。

    これまでにいろんな対策方法をご紹介してきましたが、いずれも落雷からパソコン機器を完全に守れることが保障できるものではありません。できることなら落雷の危険性があるときは、はやめに電源や回線を元から抜くことが最良であるのは言うまでもありません。こんな時にこそ読書を楽しんだり部屋から荒れ狂う空模様を眺めて楽しむといった発想の転換が必要かもしれませんね。それとも、てるてる坊主を作るのも楽しいかも・・・。

    <バックナンバー>
  • 落雷被害対策大丈夫?No.2

  • 落雷被害対策大丈夫?No.1



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