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産声をあげた中国商業集団「深商」
投稿者: Webmaster 掲載日: 2007-1-23 (867 回閲覧)
深センを拠点に活動する企業家で最も影響力のある企業家達25人が19日(金)に深センテレビ局で開かれたセレモニーでその栄誉を称え表彰されました。

今回のセレモニーは深セン市商業職合会、深セン広播電影電視集団、深セン商報らが共同主催したもので、「深商」の呼称(深セン商人の略語:Shenzhen shang ren=Shenzhen businessmen)が今回初めて正式に使用された華南地区の歴史的な瞬間でもあります。

既に一般化されている表現で香港企業家らを示す「港商」、台湾企業家らを示す「台商」、浙江企業家らを示す「浙商」などの例を基に「深商」は名付けられ、今後は深センの商業集団を示す呼称として認知されていくだろうと中国商業職合会(China General hamber of Commerce)がセレモニーで解説しました。また同氏は「深商」が「近代中国経済にとってなくてはならない商業力へと成長した」としてその影響力が増加していることを同セレモニーで示唆しました。

表彰式では、蛇口工業区前理事会長の袁庚氏がその他の4人と共に深セン市の都市開発初期時代に多大な貢献をした功績が高く評価され表彰されました。同氏は70年代後半に現在の蛇口工業地区を築き上げることに尽力した人物として知られています。現在89歳で今回の表彰式には車椅子での参加となりましたが、元気そうな姿で来客達に見守られながら賞を受け取りました。

その他表彰されたのは中国商業銀行前総裁の王世貞氏、創維集団董事局主席の王殿甫氏、深セン彭年大酒店前董事長で博愛主義者としても著名な余彭年氏、長城科技股[イ分]有限公司前董事長の王之氏の4人です。

中国商業銀行のトップ馬蔚華氏は他の企業家9人と共に深センのビジネス界で顕著な功績収めたとしてその栄誉を称え表彰されています。中国商業銀行は中国の中小規模銀行として最も成功を収めた銀行として広く認知されており、馬氏が経営指揮を執った8年間に同銀行の総資産が四倍にも成長したことが高く評価され今回の受賞に結びつきました。

馬氏の他には、華僑城大老板の任克雷氏、華為化技集団公司董事長の任正非氏、万科企業股[イ分]有限公司董事長の王石氏らも名を連ねています。

また「最も影響力のある若手企業家」の部門ではインターネットでインスタントメッセンジャーサービスを提供する騰訊公司執行董事の馬化騰氏(36)が他の9人と共に表彰されました。

今回の受賞に名を挙げた企業家達はエリート中のエリートであることは企業の名前を見ただけでも明らかですが、表彰者選抜のプロセスを見てもかなり意気込みが感じられます。

まず深セン市にある20の商業協会と一般市民によって候補者が推薦され、その中から最終選考で58人にまで絞り、更にその中から審査委員によって25人の企業家らを選抜したという気合の入れようでした。既に他の地区で認知されている商業集団に匹敵する選りすぐりのメンバーを表彰しようという気持ちの現われだったのではないでしょうか。

深セン副市長の劉應力氏は今回選ばれた25人の企業家達について、「常に改革と革新を熱望し、前に進み続ける能力に長けた人物達」であると語っています。また、この表彰式は「深商」のコンセプトを推進していくためにも毎年行っていく予定であると同セレモニーで発表されているので、今後華南ビジネス界でも注目される一大イベントになっていくことは間違いないでしょう。

ちなみに中国の商業集団の発祥は封建制度の下に商業が繁栄し始めた明の時代(1368-1644)にまで遡ります。現在中国で最も影響力のある商業集団として知られているのは、華北地区の陜西集団、 華東地区の安徽集団、華南地区の潮洲集団などです。

各グループは所属する企業家達と団結し、外部からの圧力から身を守ることを目的として存在していましたが、20世紀初頭には終わりのない戦いと呼ばれるほどの激しい争いに突入し衰退した時期もありました。しかしながら、21世紀に入ってから各グループらは国家回復の基にそれぞれが再び勢力を伸ばし始めています。

現在では浙江集団が中国本土でも最大級と言われる商業集団で、「浙江集団の代表が街を訪問すれば、中国都市のトップが必ず面会する」と浙商研究会執行会長の王曙光氏が南方週報で語っていることからもその影響力がいかに大きいかが分かります。

私達が住む深センで活躍する企業家達からなる「深商」はまだまだ産声をあげたばかりではありますが、いずれは虎の子としてビジネス界をかけ回るのか?あるいは龍となり先輩集団の頭上まで登りつめるのか?今後の活躍が期待されることは間違いないようです。


(シンセンスクエア)
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